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『エンダーのゲーム』小説

2014-02-01

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本屋のレジに置いてあった「エンダーのゲーム入門ガイド」
という無料冊子に、第1章~第3章までが載ってました。
タイトルだけ見るとあんまり惹かれなかったんだけど、
表紙のSFな写真がカッコ良かったんで、読んでみました。
そしたら面白かったから買っちゃいました。
これが1985年の小説で、絶版だったなんて信じられないくらい面白かった!


まず感想はこれまで私が読んだタイプの主人公とは違うな、ということ。
そしてこれは単なる主人公の成長物語、宇宙戦争物語というだけではなく、
指揮官・リーダーはこうあるべきだ、
というメッセージが込められているのかな?と思いました。


人口増加により子供は2人までと規律上にも宗教的にも決められた中、
上2人の兄姉が優秀だったため、特別に産むことを許可された
第3子“サード”が主人公のエンダーです。彼はやっぱり優秀だ、
ということでわずか6歳で宇宙にあるバトル・スクールへ入学します。

このバトル・スクールは人類の敵である昆虫型の生命体バガーと戦う兵士を
養成するための学校で、エンダーほどではないけど、子供ばかりがいます。
そこでの無重力空間での試合など、かなりSF要素はあります。

話は基本的にエンダーの視点で進み、エンダーの苦悩・心の葛藤が書かれています。
地球では自分が禁じられたサードであるという孤独。
バトルスクールでは6歳の子にこんなに厳しい環境が?と思うくらい
厳しい環境がエンダーを待っています。
彼を指揮官にする為、大人たちはエンダーには容赦しません。
エンダーは人類最後の希望として、試練を与えられ続けます。
バトル・スクールでは優秀すぎるあまりに孤立するエンダー。
スクールで自分が指揮官としての目線で立ち過ぎるあまり
せっかく出来た友達から疎外感というか、立ち位置の違いを
はっきりと感じてしまうシーンはかなり印象的でした。
指揮なんてやりたくない、友達として接したい、
けど、これまでの時間・今の自分の立ち位置・これからの自分…
それらがそんなことは許さない、といったところでしょうか。

優秀すぎて孤立のパターンってあんまり無いよね。
頭は良いけど性格は難あり、とかじゃないんだよ。
優しい子だけど、信念貫き通してるというか・・・
強いなと思う反面、なんか切ないです。

エンダーは共感能力が高いので、
敵が何を考え、どう攻撃してくるのか理解できる。
文章の一節として「自分の敵をほんとうに理解し、
打ち負かせるほどじゅうぶんに理解した瞬間、まさにその瞬間に、
ぼくは相手を愛しもする。(中略)ぼくが彼らを愛したまさにその瞬間にー」
「あなたは彼らを打ち負かす」
このシーンは言葉にできませんが
読んだ人は誰でも印象に残るでしょうね。

あと、これ言っていいのか分からないけど、
このような物語の主人公が、人を殺してしまう、というシーンを
明確に書いているのがめずらしいなと感じました。
こういうヒーローのような存在は大体絶対的に正義だし、
よく考えたら「死んでるよね」ってことはあっても、
こんな形で殺してしまって、それに対する苦悩というものが
書かれている話は、あまり無いような気がします。


このバトルスクールに出てくる子達については、あまり記載がありません。
あのエピソードはエンダー以外の子はどう思っていたんだろう、
エンダーの視点以外では周りの子供達に何が起きていたのか
すごく気になる、と思ったらビーン(友達)の視点から書かれた話が
日本語版も出ているらしく、それは読もうと思ってます。

『エンダーのゲーム』の続きになる『死者の代弁者』は絶版とのこと。
こっちも新訳版で出してくれませんかね。

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